F6の為のEXIF編集ソフト

フィルムスキャナの必要性
フィルムスキャナで読み込むならば初めからデジカメで撮るべきでは?
と言われますが...。
嫁さんのF6に対する評判はすこぶる悪い。
嫁さんに言わせれば、「重い、でっかい、見れない!」てことらしい。
D70では撮った写真はその場でみれるが、F6ではそれが出来ない事が気にくわない。
だからお出かけにニコンF6しか持ち出さないとぶーぶー言われたりする。
3歳の息子からも、F6は”見えないカメラ”と呼ばれ、嫌われている。

確かに、ニコンF6で撮った写真全てをプリントすることはなく、嫁さんは鑑賞できない。
一度、ポジとライトボックスとルーペを「はい、ど〜ぞ!」と渡したことがあるが、冷たい反応...。
 
そんなわけで、フィルムスキャナが欲しくなりました。
デジカメ全盛のこのご時世、フィルムスキャナの選択肢はほとんど無いです。
カメラがNikonなのでスキャナも迷わずNikonを選択、Nikon COOLSCAN V ED(右写真)を購入。
ヨドバシ価格で7万弱でした。

フィルムスキャナ購入前は、「フィルム+フィルムスキャナ」 = デジカメ と思っていましたが、使ってみるとそんなことはないです。
違いを旨く説明出来ないので、結論だけ言ってしまうと、D70の絵とF6で撮影した「フィルム+スキャナ」の絵はイコールではないです。
どちらが綺麗とかではなく、性質の違う絵が得られると感じます。
フィルムスキャナで読み込むならば初めからデジカメで撮るべきでは?とよく言われますが...。
全くその通りだと思います。

サンプル 3.3M です。

ホコリやキズが写らないように、Digital ICE機能を適用していますが、その他機能は使用していません。
スキャンした素の状態を確認出来るように、アンシャープマスク等もかけていません。
 
先に、デジカメと「フィルム+フィルムスキャナ」で作り出される絵は違うといったものの、デジタルデータ化する事が目的であれば、操作・作業時間を考慮するとデジカメの方が圧倒的に優れていると思います。
ただ、ポジの鑑賞やダイレクトプリントを中心に、撮影データの管理目的、PCでの鑑賞補助目的にデジタル化する事は有効です。
 
■ソフトウエアの紹介
F6 Exif・・・スキャナで取り込んだJPEG画像に、露出時間、露出等のデータをEXIFとして埋め込むソフト。

 
さて、COOLSCAN V EDの使用感ですが、特に不満は無いです。
このスキャナも早い部類らしいですが、初めてフィルムスキャナを使ったものの感想としてはこんなに時間がかかるの?って感じです。
1コマのスキャン時間はICE機能を使っても、60秒程度(4000dpi、14bit時)ですが、1コマ毎にスキャン範囲を設定するなどの手作業が入る為、36枚撮りのフィルム一本取り込むのに1〜2時間くらいを必要とします。(単に、私が遅いだけかもしれませんが...)
また、添付ソフトのNikon Scanの使い勝手は悪くありません。初めてフィルムスキャナを使う私でもとまどうことなく使うことが出来ました。

スキャナで取り込んだデータはPCで鑑賞することが目的で、プリントする事は考えてはいません。
このため、あまり神経質にならずに適当に取り込んでいます。
ただ、撮影時の段階露出が反映されるように、自動露出設定はOFFにしています。
ネガと違って、ポジはそのままでも綺麗に取り込めるので楽で良いです。
試しに、スキャンしたJpegデータを近所の写真屋さんで4切りサイズでプリントしましたが、なかなかの仕上がりで満足のいくものでした。
リバーサルフィルムを写真屋さんでデジタルプリントするくらいなら、スキャンしたJpegデータをお店プリントする方が安上がりでいいかなと思います。

上記の話は、ポジの場合です。これが、ネガになると話は変わります。
ネガの場合、トーンカーブ等で1枚ごとに調整をしなければ綺麗に取り込めません。
フジカラーREALA ACEをスキャンすると、傾向として緑色が強くなる傾向があります。
同じくフジカラーのPRO400あまり調整しなくてもそれなりに取り込むことが出来ます。
私見ですが、どうやらフィルム毎に癖があるような感じです。


でも、フィルム事業を縮小中のニコン。
いったいいつまでフィルムスキャナをいつまで販売するのか?ふと考えてしまいました。



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