レスキューディスクの作成(1)

 レスキューディスク(ブートディスク)作成手順について紹介します。
 我が家のサーバーでは、毎日夜中にdumpコマンドを使ってバックアップしています。その為、リストアする時はrestoreコマンドを使う事になります(Linuxにおけるシステムバックアップ参照)。
 万が一の為に、レスキューディスクよりマシンを起動し、restoreコマンドでデータの復旧をしたいと考えていたのですが、 残念ながら既製のレスキューディスクにはrestoreコマンドが用意されているパッケージはありませんでした。(幾つかしか探してないのでもっとしっかり探せばあるかも。)
 この様な経緯で、レスキューディスクを自作する事にしました。


レスキューディスクの作成については複数回に分けての説明になります。


 ここで、作成するレスキューディスクはrestore,gzip,tar,fdisk,mke2fsコマンドをサポートします。僕の環境では、この程度コマンドがあれば十分。  完成したレスキューディスクはFD2枚組です。
 今回作成したレスキューディスクはまだまだ改良の余地があります。ネットワークやPCMCIA機能です。今後それらをサポートする様改良する予定です。

 作成環境として、カーネルソースコードやルートファイルシステムで使用するコマンド群は全てTurboLinux 7 Serverに 含まれていたものを使用します。他のディストリビューションのものでも問題なく動作するはずですが、 使用するバージョンなどが異なるとサイズも異なり、同じ構成で作成してもFDに入りきらない事があるかもしれません。

 レスキューディスク作成にあたりThe Linux Bootdisk HOWTOのページを一読する事をお勧めします。本ページもここの手順に従い作成しています。

レスキューディスク作成の流れは次のようになります。
作業は全てrootで行います。

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